この記事の要点
- 脂肪吸引後の拘縮(硬さ・ボコボコ)は、一般に術後2〜3週間ごろ(早い方では1週間ほど)から出はじめ、1〜3か月ごろに硬さを感じやすく、3〜6か月ほどかけて落ち着いていくことが多いとされます。
- 拘縮は手術の失敗ではなく体が修復していく過程で起きる反応で、お腹の下腹部や太ももの内側に出やすく、吸引量が多いほど重くなる傾向があります。
- 自宅では圧迫着をクリニックの指示どおりに続け、軽い歩行とこまめな水分補給を心がけ、自己流の強いマッサージや術後1ヶ月以内のサウナは避けます。
- 術後6ヶ月以上たっても特定の場所の凹みが変わらない場合は取りムラの可能性もあり、その判断は施術を受けたクリニックが行うため相談してください。
Blissで受ける場合:脂肪吸引後のダウンタイムケア
六本木で、手術のあとのダウンタイムケア
抜糸前でも、圧迫着のままでも受けられます。
六本木駅 徒歩4分・完全個室|30分 ¥7,700〜
受けてよい時期は、手術を受けたクリニックにご確認ください。
「拘縮」「硬縮」「被膜拘縮」など、似た言葉の違いは、ダウンタイムケア用語集にまとめています。
拘縮とは何か:ボコボコの正体を知る
拘縮とは、脂肪を吸引したあとのすき間を体が埋めていく過程で、皮下の組織が硬くなって起きる反応と説明されることが多いです。皮膚の表面がボコボコと凹凸になったり、患部がカチカチに硬くなったりします。
拘縮そのものは、手術の失敗ではなく、傷が落ち着いていく過程で起きる反応とされています(経過の判断は施術を受けたクリニックが行います)。出方や続く期間には個人差があります。
拘縮の主な症状
- 皮膚表面のボコボコ・凹凸(見た目で最も気になる症状)
- 患部の硬さ(触ると板のように硬い・しこりがある)
- つっぱり感(皮膚が引きつれる感覚)
- 痒み(傷が落ち着いていく過程で出ることがある)
- 動かしにくさ(太もも・お腹で特に顕著)
「"ボコボコ"が気になるというご相談をいただくことがあります。鏡を見るたび、触るたびに不安になるお気持ちはよく分かります。時間とともに落ち着いていくことが多いとされています(経過には個人差があります)。気になる状態があるときは、施術を受けたクリニックにご相談ください。」
拘縮の4つのStage:今あなたはどの段階にいますか?
拘縮は一様に「硬い」のではなく、4つの段階を経て落ち着いていくとされています。いまどの時期にいるかの目安を知っておくと、見通しを持ちやすくなります。時期には個人差があり、経過の判断は主治医が行います。
| Stage | 時期の目安 | 組織の状態(一般的な説明) | 主な症状 |
|---|---|---|---|
| Stage 1(炎症期) | 術後0〜1週間 | 手術直後で、炎症が強い時期 | 強い腫れ・むくみ・痛み・熱感 |
| Stage 2(増殖期) | 術後1〜3週間 | 硬さのもとになる組織が増えはじめる時期 | 硬さが出始める。凹凸の兆候 |
| Stage 3(拘縮ピーク) | 術後1〜3か月ごろ | 組織が最も硬くなりやすい時期 | ボコボコ最大・つっぱり・痒み |
| Stage 4(成熟期) | 術後3〜6か月ごろ | 硬くなった組織が少しずつ落ち着いていく時期 | 硬さが少しずつ落ち着き、表面の凹凸も目立ちにくくなっていく |
「Stage 3は、不安を感じやすい時期です。"もう二度と元に戻らないのでは"と感じるほどの硬さと凹凸が出ることもあります。でもこれは拘縮のピークで、ここを越えると少しずつ落ち着いていくとされる時期です(個人差があります)。帰国後によくある変化パターンでも解説しましたが、ケアは、抜糸前でも受けられます。傷口は避けて施術し、クリニックから温めを控えるよう言われている場合は、その指示を優先します。」
部位による拘縮の出方の違い
「ボコボコはいつまで続くのか」というご相談をいただくことがあります。時期の目安は部位によって大きくは変わらず、一般に術後2〜3週間ごろから出はじめ、1〜3か月ごろに硬さを感じやすく、3〜6か月ほどかけて落ち着いていくことが多いとされます。部位で違いが出やすいのは、時期よりも出方です(個人差があります)。
| 部位 | 出方(一般的な説明) |
|---|---|
| お腹・腰 | 吸引の範囲や量が大きくなりやすく、硬さが強く出やすいとされます。おへそのまわりは凸凹が気になりやすい場所です |
| 太もも | 範囲が広く、硬さが強く出やすいとされます。内ももや膝の上は、つっぱりが気になりやすい場所です |
| 二の腕 | 振袖のあたりが硬くなりやすいとされます |
| 顎下・頬 | 術後1週間ごろから硬さが出はじめ、3か月前後で落ち着くとする説明が多い一方、1か月〜4か月と医療機関で幅があります。顎下は出やすいとする説明と、顔は起こりにくいとする説明があります |
| 背中 | 皮膚が厚く、比較的出にくいとする説明があります |
上の表は美容外科クリニックが公開している説明をまとめた一般的な目安で、測定した数値ではありません。経過には個人差が大きく、主治医の説明が最優先です。
「太ももの拘縮では、"膝上がボコボコで膝丈のスカートが履けない"というご相談をいただくことがあります。膝の上は、拘縮が気になりやすい場所のひとつです。経過には個人差があるので、焦らず、クリニックの説明を目安に過ごしてください。」
拘縮の状態が心配な方、まずLINEでご相談ください。
インディバスペシャリストが状態を伺い、時間の選び方をご案内します。
正常な拘縮 vs 手術の失敗:見分けるポイント
「このボコボコは拘縮なのか、それとも手術の失敗なのか」——この判断は非常に重要です。
| 判断基準 | 正常な拘縮 | 手術の失敗(取りムラ) |
|---|---|---|
| 出現時期 | 術後2〜3週間ごろから徐々に出現 | むくみが引いた1〜2ヶ月後から明確に |
| 範囲 | 吸引部位全体が均一に硬い | 特定の場所だけ明らかに凹んでいる |
| 経過 | 月単位で徐々に落ち着く | 時間が経っても変わらない |
| 触感 | 全体的に硬いが均一 | 柔らかい部分と硬い部分が混在 |
| 6ヶ月後 | 凹凸が目立ちにくくなっていくとされる | 凹凸が残存 |
「"これは拘縮なのか失敗なのか"——この判断を自分一人でするのは本当に難しいです。Blissでは来店のたびに状態を伺いますが、診断は行いません。気になる変化があるときは、施術を受けたクリニックへのご相談をおすすめしています。」
拘縮が気になる時期、Blissではどう温めますか?
①体の内側から温める
448kHzの高周波を使って、体の深部から温めます。硬さが気になる時期に、温かさを感じながら過ごしていただくケアです。拘縮をなくしたり、硬さを変えたりすることを目的とした施術ではありません。感じ方には個人差があります。
②温かさは声をかけ合って加減する
温かさ・熱さは、声をかけ合いながら加減します。熱さや痛みを感じたらすぐ伝えてください。出力を調整します。感覚が鈍い場所があれば、施術の前に教えてください。
③傷口や指定された部位は避ける
傷口の上は避けて施術します。抜糸前でも受けられ、クリニックから温めを控えるよう言われている場合や、避けるよう言われている部位がある場合は、その指示を優先します。
「硬さが気になる場所を伺ってから、当てる場所と時間の配分を一緒に決めます。温かさの感じ方には個人差があるので、熱いと感じたら遠慮なくお伝えください。」
Blissではどの機種を使っていますか?
BlissではINDIBAの最上位モデル EDNA PRO MAXを使っています。状態を伺いながら、出力を加減して温めます。インディバについては「インディバとは」で、機種の違いは「EDNA PRO MAXと他機種の違い」で紹介しています。
自宅でできるセルフケア:毎日の過ごし方
①圧迫ガーメントの正しい装着を継続
最初の1週間ほどはシャワーのとき以外ほぼ終日、その後は日中だけなどに減らしながら、合計で2週間〜1か月ほど着けるとする案内が多いですが、期間や時間はクリニックの指示に従ってください。圧迫は、仕上がりのムラに関わるとされています。圧迫固定とインディバの正しい組み合わせ方も参考にしてください。
②入浴はクリニックの指示に沿って
湯船に浸かってよい時期は、執刀クリニックの指示に従ってください。許可が出たあとも、熱いお湯や長湯は避け、ぬるめのお湯にするのが目安とされています。熱いお湯は炎症を強めるおそれがあるとも言われます。
③軽い歩行・ストレッチ
太ももの吸引後は、軽い歩行が取り入れやすいセルフケアです。歩くとふくらはぎの筋肉がポンプのように働き、むくみ対策のひとつになるとされています。無理なストレッチは不要ですが、つっぱり感の範囲内で体を動かすことを心がけてください。
④水分摂取
こまめな水分補給を心がけてください(量の目安や制限は、クリニックの指示に従ってください)。水分が不足すると、むくみが気になりやすくなるとも言われています。
「セルフケアで取り入れやすいのは"歩くこと"です。特別なマッサージ器具も必要ありません。無理のない範囲の散歩から始めてみてください。ランニングや筋トレなどの運動を再開する時期は、クリニックの指示に従ってください。」
やってはいけない3つのこと
「気をつけていただきたいのが"硬い部分をグリグリ揉む"ことです。SNSなどで"拘縮はマッサージで潰す"といった情報を見かけることがありますが、強く押すと炎症が強まるおそれがあります。自己判断で強く揉まず、マッサージの可否はクリニックに確認してください。」
吸引量と拘縮の関係
吸引量が多いほど腫れやむくみが長引き、拘縮も重くなりやすい傾向があるとされます。具体的な見通しは手術を受けたクリニックに確認してください。帰国後によくある変化パターンもあわせてご覧ください。
「全体が鎧のように硬く感じられる時期もありますが、経過には個人差があります。」
インディバはいつから受けられますか?
インディバは、抜糸前でも受けられます。傷口は避けて施術し、クリニックから温めを控えるよう言われている場合は、その指示を優先します。術式によって注意点が変わることもあるため、施術を受けたクリニックの説明もあわせて確認してください。帰国後の過ごし方は渡韓後アフターケア完全ガイドにもまとめています。
「始める時期を焦る必要はありません。迷ったら、手術日・部位・クリニックから受けている指示を伺って、一緒に確認します。」
季節や年齢で、気をつけたいことはありますか?
季節で気をつけたいこと
| 季節 | 注意点 |
|---|---|
| 夏 | 圧迫ガーメントの蒸れ・かぶれに注意 |
| 冬 | 冷え対策が重要(入浴の可否は医療機関の指示に従う) |
年齢で経過は変わりますか?
年齢によって経過のペースが違うと言われることもありますが、個人差が大きく、年代だけで決まるものではありません。
「年齢で経過が違うのでは、というご相談をいただくこともあります。見通しは主治医にご確認ください。インディバスペシャリストが個別に状態を伺ったうえで、時間の選び方や温め方を一緒に考えます。」
- 所在地
- 東京都港区六本木3-15-21 鶯ビルB1
- 最寄駅
- 六本木駅 大江戸線5番出口 徒歩4分
- 営業時間
- 平日 8:00〜22:00 / 土日祝 8:00〜18:00
- 料金
- 30分¥7,700〜/90分 初回¥15,000・2回目以降¥18,000(税込・1回ごとのお支払い)
拘縮でクリニックが使うことがある薬:トラニラスト・漢方・ステロイド
拘縮について、クリニックで使われることがある薬には以下があります。いずれもクリニックの処方または相談のもとで使用してください。
| 薬剤 | 注意点 |
|---|---|
| トラニラスト(リザベン) | 服用は医師の判断で。処方薬 |
| 桂枝茯苓丸(漢方) | 服用は医師・薬剤師に相談を。市販可 |
| ケナコルト(ステロイド注射) | 使うかどうかは医師が判断。脂肪萎縮のリスクがあるとされる |
「拘縮」と「硬縮」の違い:正確な用語を知る
美容クリニックのサイトでは「拘縮」と「硬縮」が混同されて使われていることが多いですが、厳密には異なる概念です。
「拘縮(contracture)」は関節や軟部組織の可動域が制限される状態を指し、「硬縮(induration)」は組織が硬くなる状態を指します。脂肪吸引後に起きるのは正確には「硬縮」に近いですが、美容業界では「拘縮」が定着しているため、この記事でも「拘縮」で統一しています。
拘縮が気になる時期に、深部から温めるケアを
渡韓後のアフターケアに対応。正看護師在籍・EDNA PRO MAX(最上位機種)・完全個室。
六本木駅徒歩4分のBlissで、ボコボコが気になる時期に寄り添ってケアします。
