この記事では、脂肪吸引のあとのしびれ・感覚の鈍さの、時期ごとの目安を説明しています。脂肪吸引のあとにインディバを受けられる時期と、当てる場所・時間の決め方は、脂肪吸引後のダウンタイムケアにまとめています。
しびれや感覚の鈍さは、なぜ起きるのですか?
結論から書きます。皮膚のすぐ下には、触った感じや温度を伝える細い神経が網目のように走っています。脂肪吸引ではその層に器具が通るため、手術そのものの刺激や、その後の腫れ・内出血によって、この細い神経が一時的に反応しにくくなることがある。それが「鈍い」「ピリピリする」として自覚されると言われます。
大事なのは、これは多くの場合「切れてなくなった」という話ではないということです。反応が戻るまでに時間がかかっている状態として説明されることが多く、だからこそ経過を追う意味があります。とはいえ、実際にご自身の体で起きていることがどれに当たるのかを判断できるのは、施術を受けた医療機関だけです。この記事は一般的な整理であり、診断ではありません。
「感覚がない」と「しびれる」は、同じ言葉で語られる別のこと
ひとくちにしびれと言っても、実際にご相談でうかがう内容は大きく4つに分かれます。
- 鈍い——触れているのは分かるが、感じ方が遠い・薄い
- 分からない——触れても、触れられていること自体が分かりにくい
- ピリピリ・ジンジン——触っていないのに、勝手に何かを感じる
- 過敏——服が擦れるだけで痛い、風が当たると不快
同じ方のなかで、日によって、あるいは数センチ離れただけで、この4つが入れ替わることがあります。「昨日は何も感じなかったのに今日はピリピリする」という変化を、悪化だと受け取ってしまうことがあります。ただ、順番に入れ替わりながら進むという語られ方をするのが一般的です。
腫れが引く時期と、感覚が戻ってくる時期はずれます
不安の多くは、このズレから生まれます。見た目は落ち着いてきた、痛みも引いた、なのに感覚だけ置いていかれている——この状態になると、「自分だけおかしいのでは」と感じやすくなります。見た目の経過と感覚の経過は別のスピードで進むものだと最初に知っておくだけで、受け取り方はかなり変わります。
「しびれのご相談は、術後すぐより2週間から1ヶ月くらいでいただくことが多いです。痛みで気が回らなかったものが、痛みが引いた分だけ表に出てくる。『今ごろになって出てきたということは、何か失敗したのでは』というご相談をいただくこともありますが、順番として後から気づきやすいものでもあります。ただ、私たちは診断ができません。気になる状態があれば、遠慮なく手術を受けた医療機関に確認してください、とお伝えしています。」
脂肪吸引のしびれは、いつまで続きますか?
「脂肪吸引しびれ」と調べたときに、いちばん知りたいのはここだと思います。結論は、術後2週間ごろまでは範囲が広く、1〜3ヶ月かけてまだらに狭くなり、部分的な鈍さが数ヶ月残るという経過をたどる方が多いと言われます。ただし期間には大きな個人差があり、断定できるものではありません。以下は「一般的にこう語られることが多い」という目安として見てください。
| 時期 | よく聞く自覚 | この時期に多いご相談 | 見ておきたいこと |
|---|---|---|---|
| 術後〜3日 | 広い範囲が重く、鈍い。麻酔の影響も混ざる | そもそも感覚の話まで気が回らない時期 | 痛み・熱感・出血など、しびれ以外の項目 |
| 4日〜2週間 | 鈍い範囲が最も広く感じられやすい | 「感覚がない範囲が広がった気がする」 | 腫れ・内出血のピークと重なる時期かどうか |
| 2週間〜1ヶ月 | ピリピリ・ジンジンが出てくる方が増える | 「無感覚から変な感じに変わったのは悪化か」 | 範囲が広がっていないか(狭くなる方向か) |
| 1〜3ヶ月 | まだら状に狭くなる。硬さと同時に出やすい | 「硬いのか鈍いのか自分で区別できない」 | 拘縮の時期と重なるため両方を分けて記録 |
| 3〜6ヶ月 | 残る場所が限定されてくる方が多い | 「ここだけ戻らない」という部分的な相談 | 日常生活に支障が出るレベルかどうか |
| 6ヶ月以降 | 気にならなくなる方が多い一方、軽い鈍さが残る場合もある | 「このまま残るのか」という長期の不安 | 強く残る・広がる場合は医療機関へ相談 |
「まだら」に変わっていくのが、いちばんの分かりにくさです
感覚は、面がきれいに縮むように変わっていくわけではありません。実際には、点や島のように場所ごとに別々のスピードで変わっていきます。そのため「ここは戻ったのに、隣は変わらない」「先週感じた場所が今日は感じない」といったことが起こります。
この不規則さを一人で追うと、どうしても悪い方向に受け取りやすくなります。おすすめしているのは、週に1回、同じ曜日に、範囲を絵に描いて残しておくことです。体の輪郭をざっと描いて、鈍い場所を塗るだけで構いません。感覚は記憶に残りにくいので、比較する材料がないと「変わっていない」と感じてしまいます。絵にしておくと、1ヶ月前との差が見えます。
どんな感じ方をするのが一般的ですか?
結論から言うと、「しびれ」という一語では表しきれない感じ方が混ざります。以下は、実際にLINEでいただくご相談で使われることの多い表現です。自分の状態を言葉にする手がかりとして使ってください(表現の傾向であり、症状の診断ではありません)。
- 皮膚の上に薄い一枚が挟まっているような感じがする
- 触っているのが自分の指なのか、相手の手なのか分かりにくい
- 冷たいものと温かいものの区別がつきにくい場所がある
- シャワーの水圧が、場所によって強さが違うように感じる
- 服のタグや縫い目が、必要以上に気になる
- ときどき、電気が走るような一瞬の痛みがある
- 押すと奥のほうに響くが、表面は鈍い
複数が同時に出ることは珍しくありません。とくに「鈍いのに過敏」という一見矛盾した状態は、混乱しやすいものの、よくうかがう組み合わせです。
ピリピリが出てきたのは、悪くなったということですか?
結論として、ピリピリやジンジンが出てきたこと自体を、それだけで悪化と判断する必要はないと言われます。何も感じない状態から、何かを感じる状態へ移り変わる過程でこうした感じ方が出てくることは、経過としてよく語られるためです。
ただし、範囲が日を追って広がっていく場合や、眠れない・仕事に支障が出るほど強い場合は別です。その場合は経過として片づけず、施術を受けた医療機関へご連絡ください。判断の分かれ目は「強さ」ではなく「方向」です。狭くなっているのか、広がっているのか。ここを見てください。
部位によって、困りごとは変わりますか?
変わります。感覚が鈍いこと自体より、鈍いせいで気づけないことが部位ごとに違うためです。生活のなかで注意する場所を先に知っておくと、対策が具体的になります。
| 部位 | よくうかがう自覚 | 鈍いことで起きやすいこと |
|---|---|---|
| お腹・ウエスト | 広い範囲が均一に鈍い。押した感じが遠い | ベルトやウエストゴムの締めつけに気づかず、跡が強く残る |
| 太もも | 内側と外側で感じ方が違う。座ると分かりにくい | 長時間の座位で一箇所に圧がかかり続ける |
| 二の腕 | 外側が鈍く、袖の擦れが不快に感じられる | 腕を上げる動作で衣類が擦れ続けても気づきにくい |
| 背中・腰 | 自分では見えない。触って初めて気づく | 圧迫のズレ・食い込みを見落とす |
| 顎下・頬 | 皮膚が厚くなったような感じ。表情で気になる | 洗顔や歯みがきの力加減が強くなりすぎる |
どの部位にも共通しているのは、感覚が鈍い場所は「痛い」という警告が届きにくいという点です。だから、この時期の対策は感覚に頼らず、時間や見た目といった別の基準で決めるほうが確実です。
ご自身の状態が、どの時期に当たるか分からないとき
LINEで状態をお知らせいただければ、いつごろからどう過ごすかを一緒に整理できます。診断は行いませんが、医療機関にご相談いただいたほうがよいと考えられる場合は、そのようにお伝えしています。
生活のなかでは、どう付き合えばいいですか?
結論はひとつです。感覚が鈍い場所は「気づけない」場所なので、感覚ではなくルールで守る。「熱い」「痛い」と感じたらやめる、という普段の基準がこの時期は当てになりません。以下は、そのまま生活に落とし込める形で並べています。

温めるものを、直接あてない
この時期にいちばん注意していただきたい項目です。使い捨てカイロ、湯たんぽ、電気毛布、ドライヤーの温風、熱めのシャワー。いずれも「熱い」と感じにくい場所では、気づかないうちに長時間あたり続けることになります。低温やけどは、熱さを感じないまま起きる点が怖いところです。温めたい場合は直接あてず、時間を区切り、終わったら目で見て皮膚の色を確認してください。
圧迫の強さは、感覚ではなく指で確認する
圧迫の締めつけ具合を「きつすぎないか」で判断しようとすると、鈍い時期はうまくいきません。かわりに、縁の部分に指が1本入るかという物理的な基準で確認してください。食い込み・ズレ・左右差は、鏡で目視するほうが確実です。圧迫の考え方は圧迫の正しい使い方に詳しくまとめています。
強いセルフマッサージをしない
鈍いと、つい強く押してしまいます。感じにくいぶん力が入りすぎるためです。炎症が残っている段階で強い刺激を加えると、落ち着くまでにかえって時間がかかることがあると言われます。触っていい時期・強さは経過によって変わるため、セルフマッサージの進め方を確認したうえで、最終的には施術を受けた医療機関の指示に従ってください。
同じ姿勢を続けない・同じ場所に圧をかけ続けない
デスクワークや長時間の移動では、鈍い場所に圧がかかり続けても気づけません。1時間に1回は姿勢を変える、というように時間で区切っておくのが確実です。
触って確かめる回数を、1日1回に決める
これは現場でよくお伝えしている工夫です。不安なとき、人は何度も触って確認します。ところが感覚は日内でも揺れるため、1日に何度も確かめるほど「さっきと違う」が増え、不安が積み上がっていきます。確認は1日1回、同じ時間に、同じ触り方で。そのほうが変化を正しく追えます。
どんなときに、医療機関へ連絡すべきですか?
ここははっきり書きます。次のような状態があるときは、様子を見ずに、施術を受けた医療機関へご連絡ください。サロンで判断してよい領域ではありません。
- しびれや鈍さの範囲が、日を追って広がっていく
- 感覚の鈍さに加えて、力が入らない・動かしにくい
- 痛みが日を追って強くなる(通常は少しずつ和らいでいくと言われます)
- 患部が熱をもつ、赤みが強くなっていく
- 膿のような分泌物が出る、発熱が続く
- 左右のどちらか一方だけが、急に大きく変化する
- 皮膚の色が白い・紫色など、明らかに普段と違う状態が続く
- 眠れない、仕事に支障が出るほどピリピリが強い
- 3〜6ヶ月を過ぎても、日常生活に支障が出るレベルで強く残っている
連絡をためらう方の理由は、だいたい共通しています。「大げさだと思われたくない」「経過の範囲だと言われそう」。ですが、それが経過の範囲かどうかを判断する材料を持っているのは、手術をした側です。迷った時点で連絡していい、と考えてください。早すぎる連絡で困ることはありません。
拘縮・むくみ・痛みとは、どう見分けますか?
結論から言うと、「何を感じているか」で切り分けるのがいちばん早いです。この時期は複数が同時に起きるため、ひとまとめに「調子が悪い」と受け取ってしまいがちですが、分けて記録すると経過が見えるようになります。
| 起きていること | 主な自覚 | 詳しくは |
|---|---|---|
| しびれ・感覚の鈍さ | 触った感じが遠い、ピリピリする、服の擦れが不快 | この記事 |
| 拘縮(硬さ・つっぱり) | 表面が硬い、動かすとつっぱる、凸凹して感じる | 拘縮の完全ガイド |
| むくみ | 重い、だるい、夕方に強くなる、靴下の跡が残る | むくみの経過と過ごし方 |
| 痛み | 動作のたびにズキッとする、押すと痛い | 痛みのピークはいつか |
とくに混ざりやすいのが、硬さと鈍さです。時期が重なるうえ、硬い場所は触った感じも変わるため、「硬いから鈍く感じるのか、鈍いから硬く感じるのか」が自分では分かりにくくなります。記録するときは「見た目・触った硬さ」と「感じ方」を別の行に書き分けておくと、後から役に立ちます。
渡韓して手術を受けられた方は、帰国後にどこへ相談するかという別の問題が重なります。その場合の流れは渡韓後のアフターケア完全ガイドにまとめてあります。
Blissができることは、何ですか?
先に線を引いておきます。Blissはサロンであり、医療機関ではありません。診断は行わず、症状がこの先どうなるかをお約束することもしません。できるのは、ダウンタイム中を過ごしやすくするためのケアと、状態をうかがいながら進め方を一緒に決めることです。

感覚が鈍い時期は、強さをご本人の感覚だけで決められません
これは、感覚に違和感がある方をお迎えするときにいちばん気をつけている点です。通常であれば「強すぎませんか」とうかがえば加減が決まります。ところが鈍い時期は、その返事自体が当てになりません。強くても「ちょうどいい」と感じてしまうことがあるためです。
そのためBlissでは、鈍さのある部位を事前に教えていただいています。これは、渡韓後を含むダウンタイムケアのなかで、繰り返し必要になった手順です。
「鈍いところがあります、と先に教えていただけるかどうかで、こちらの進め方が変わります。言いにくいことではありません。むしろ、教えていただけないほうが困ります。あと、抜糸前でも受けられますが、手術をした先から温めを控えるよう言われている場合は、その指示を優先します。指示と違うことは、こちらではいたしません。」
いつから受けられますか
抜糸前でも受けられます。傷口は避けて施術し、クリニックから温めを控えるよう言われている場合は、その指示を優先します。手術ごとに一般的に説明される目安は術式・部位別の開始タイミングにまとめていますので、そちらをご覧いただいたうえで、現在の状態をLINEでお知らせください。
メニューと料金(税込)
| 時間 | 初回 | 通常 |
|---|---|---|
| 30分 | ¥7,700 | ¥7,700 |
| 60分 | ¥10,500 | ¥12,500 |
| 90分 | ¥15,000 | ¥18,000 |
| 120分 | ¥19,800 | ¥23,500 |
| 150分 | ¥24,000 | ¥28,500 |
東京・六本木のインディバ専門サロンです。正看護師と、施術歴20年以上のセラピストが在籍しています。機器はINDIBAの最上位モデル EDNA PRO MAX(448kHz高周波)を使用しています。完全個室・完全予約制、六本木駅から徒歩4分。
ひとりで抱えなくて大丈夫です
渡韓後を含むダウンタイムケアに対応。正看護師在籍・EDNA PRO MAX・完全個室。
いまの状態と、いつから何をするか。LINEから一緒に整理できます。
よくある質問
